記憶力と意欲
よく、「年を取ったから記憶力が衰えた」という人がいます。
私も、最近までよく使っていたワードです。
ですが、本当に自分自身でもつくづく思うのですが、
試験勉強をしている時期の自分の記憶力が結構いいんです。
何もしていなくて日々を過ごしている時期と、時間を区切りながら勉強などをしている時期を比べると、
明らかに勉強をしている、脳を使っている時期の方が他の事に関しても記憶力が高くなっているように感じます。
そう実感してからは、おそらく、自分が自分に覚えようとマインドしているからなのではないかと思うようになりました。
年を取ったから記憶力が低下したのではなく、
そう思い込んで自分自身をマインドコントロールしているだけで、
実際は「記憶力」の問題ではなく「意欲」の問題だと思うようになりました。
年のせいにして、記憶力が低下したと自分で自分を安心させ、周囲に納得させようとしているだけで、
実際は、「覚えようとしていない」、「関心がない」から忘れているだけです。
本当に覚えようとするならば、覚えるための努力をします。
忘れないように紙に控えたり、試験勉強なら何度も繰り返し問題を解いたり、参考書を読んだりします。
ビジネスをする上でも信用問題にもかかわりますので、
「年を取ったから記憶力が…」なんていう言葉は使わない方がいいですよね。
それでも人間なので、うっかりすることや、忘れてしまう時はあります。
そういう時はいっそ、正直に誤って、次は忘れない努力をするに限ります。
対策をせずに何度も同じ失敗を繰り返すのは怠惰だと思われても仕方ないですよね。
会社経営をするにしても、雇われて働くにしてもこれは共通している問題で、
年をとったから覚えられないと、自分自身で暗示をかけずに、
年をとっても、どんどん脳を鍛えて、新しいことにチャレンジする精神を忘れずにいたいと思います。
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